こんにちは、ゆるママです。
「IQが高いほうが育てやすい」「知的障害がある子は大変」
そんなイメージを持つ方は少なくないかもしれません。
でも、

実際に 発達グレー(IQ82)の長男 と 軽度知的障害(IQ68)の長女 を育ててきた私の実感は、まったく逆でした。
今回は、長男が年長・長女が年少だったころを振り返りながら、「IQと育てやすさの関係」について書いてみます。
目次
長男が受けた発達検査について
長男が発達検査を受けたのは 4歳のとき。
そのときのIQは 82 で、境界知能でした。
その後は、検査を受けていませんが、年長のころも大きな変化はなかったと感じています。
IQ82の長男に見られた困りごと
運動面の不器用さ
- 縄跳びや鉄棒などの運動が苦手
- よく転ぶ。普通に歩いているだけでも転びそうで親がハラハラ
- 幼稚園の3年間で2回も骨折



身体の使い方が不器用なため、日常生活でも困る場面が多くありました。
数や学習面でのつまずき
- 数唱はできるのに、指差しと声がずれて数えられない
- 動きを真似して覚えることが苦手
- 幼稚園の組体操練習がとても負担になっていた



組体操練習の影響で、お昼ご飯を食べると吐いてしまうという二次障害のような症状が出た時期もありました。
(※二次障害についての話は、こちらの記事で詳しく書いています。)
学習そのものよりも、模倣の苦手さや不器用さが大きく影響していたと感じます。
日常生活での大変さ
- 買い物やお出かけを嫌がり、文句や口答えばかり
- 興味がないお出かけは本当に大変
- 声をかけても反応が遅く、3回目くらいでやっと返事
- 友達と遊ぶと興奮して、声がどんどん大きくなる



発達特性なのか性格なのか区別がつきにくい部分もありましたが、親として「困りごとが多い」と感じる日々でした。
IQ68・軽度知的障害の長女の様子
一方で、IQ68と診断され療育手帳を取得していた長女。
- 指示をよく聞き、行動に移せる
- 買い物やお出かけも楽しくついてきてくれる
- ニコニコしておっとりした性格
- 一斉指示は苦手でも、幼稚園生活は大きな問題なく過ごせていた



数値上は、「知的障害あり」なのに、生活面では長男より育てやすさを感じる場面が多かったのです。
IQと育てやすさは比例しない
今回振り返ってみると、次のようなことが見えてきました。
- 長男はIQ82で「障害の診断基準外」だけど、困りごとが多く育てにくかった
- 長女はIQ68で「知的障害」と診断されたけれど、日常生活は穏やかで育てやすかった
つまり、育てやすさ=IQの高さではないということです。
発達特性や性格の影響も大きく、IQ数値だけで「大変さ」を判断することはできません。
まとめ|IQより大切なこと
- 長男の「育てにくさ」は、主に不器用さゆえの困難が原因だった
- 長女はIQが低いけれど、指示理解や性格のおっとりさで困りごとが少なかった
- IQ数値はあくまで目安であり、実際の育てやすさは数字だけでは測れない
子どもの特性や性格を理解して関わることが、IQの数値以上に大切だと改めて感じています。
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