こんにちは、ゆるママです。
小学2年生の長男は、いわゆる発達グレーの凸凹タイプ。
不得意なこともありますが、歴史や暗記など得意分野に関しては驚くほどの吸収力を発揮します。
特に戦国時代や歴史人物への情熱、本を通じた知識の広がり、そして語彙力の豊かさは親の私も感心するほど。
この記事では、長男の“凸”の部分を中心に紹介しながら、親としてどのようにサポートしてきたかをまとめます。

歴史好きなお子さんや、得意を伸ばしたいお子さんを育てている方の参考になれば嬉しいです。
長男の得意分野は「暗記力」と「歴史愛」
暗記が得意!小さい頃からの特徴
小さい頃から不器用タイプでしたが、言葉の記憶力は抜群。



2歳の頃には「火災報知器」「オートバイ」など、難しい言葉もすぐ覚えて話していました。
歴史や地理が大好き
長男が何よりも好きなのは歴史、特に戦国時代。
まだ小学校2年生で社会の授業は始まっていませんが、歴史人物の名前や何をした人なのかをほとんど覚えています。
お城や神社、寺、古い町並みといった歴史的建造物も大好きで、旅行先では「この地域は〇〇が有名だよ」と教えてくれます。
- 歴史人物や出来事を覚えるのが得意。
- 万葉集や古事記など古い本も好きで、自分で真似して本を書くことも。
- 最近は伊能忠敬に憧れて地図を描いたり、杉田玄白の『解体新書』の影響で臓器の絵を描いたり。
- 戦国時代が特に好きで、関連して地理やお城、神社など古い建物にも興味を広げています。
長男がハマってきたことの変遷
3歳:車のマーク・マンホール
駐車場の車を見ては「これは〇〇のメーカー」と話し、散歩中もずっと観察。
マンホールの字や模様も気になって仕方がない様子でした。
4歳:クラゲ
水族館に通い詰め、クラゲだけを観察。
他の魚には全く興味を持たず、種類を写真と一致させて覚えていました。
こちらのクラゲ図鑑にハマっていました。
この本は、コンパクトサイズで持ち歩きにぴったり!水族館に行くときにも持って行っていました。
5歳:ことば絵じてん
ひらがなを読めるようになってから、分厚い辞典のような「ことば絵じてん」に夢中になりました。
語彙力が伸びたきっかけです。
この本に、長男はハマっていました。
もともとは、言葉がゆっくりだった長女の語彙を増やすために「言葉の意味を伝えるツール」として購入した本でした。
ところが、まさか長男が自分で手に取り、愛読書になるほどハマるとは思いもしませんでした。



この出来事をきっかけに「置いておけば、どんな本でも読むのでは?」と考え、さまざまな本を買ってみるようになりました。
6歳〜現在:歴史



6歳ごろから歴史にどっぷりハマり、本を読み漁って知識量はすごすぎるレベルに。今では、私の知識なんて完全に超えています。
そんな歴史好きの原点は『日本の歴史図鑑』でした。
そこから戦国時代への愛が確定し、関連本を次々と与えました。
戦国武将大辞典、日本の城大辞典、日本の歴史漫画シリーズなどを読み漁っています。
歴史にハマるまでは、だいたい1年ごとに、興味の対象が移り変わっていました。
ところが歴史だけは別格で、もうすぐ2年もハマり続けています。
ここまで一つのことに夢中になれるのは、本当に好きだからこそだと思います。



私自身にはない集中力と探究心で、長男のすごさを日々感じています。
親として意識しているサポート法
興味を広げる「本棚戦略」
子どもが欲しいといった本はできるだけ購入。
最近は高額になってきたため、図書館も活用し、2週間に1回借りています。



「これは興味を持ちそう」と思う本を、さりげなく本棚に置いておく。
すぐには読まなくても、ある日気づいたら夢中になっていることが多いです。
実際に置いた本の例
①歴史が好き → 『地図でよくわかる47都道府県歴史大百科』を購入 ⇒ 都道府県や位置関係もマスター
この本をみて、旅行先を決めることもあるくらい親子でおすすめしたい本です。
②杉田玄白ブーム ⇒『人体のふしぎ図鑑』
この杉田玄白の本を読んで、「解体新書がほしい!」と言い出したのですが、さすがにそれはまだ早いので、代わりに『人体のふしぎ図鑑』を用意しました。
③危険生物の図鑑にハマった ⇒元素図鑑を置いておく(まだ本格的にはハマらず)
危険生物の図鑑から、きのこや植物、蛇などの毒に興味を持ちました。
毒から病気の名前や薬にも興味を持つようになったので、



「もしかして理科系に広がるかも?」と期待して、元素図鑑を買ってみましたが、今のところまだ本棚に眠ったままです。
他分野への興味も広げたい
理科も得意にしたい
ここまで書くと完璧に見えるかもしれませんが、実は悩みも。
長男は歴史一筋で、他の分野への興味が薄めです。



特に理科は暗記要素が多く、得意になりそうなのですが、なかなか食いついてくれません。
最近『ビジュアル理科事典』を本棚に置きましたが、まだ手を伸ばす気配なし。
親が読む姿を見せる
そこで作戦変更。
私がその本を読んで「面白い!」と言ってみたり、リビングで開きっぱなしにしたりしています。



親が楽しそうに読んでいれば、もしかして興味を持ってくれるかも…と期待しています。
まとめ
長男の“凸”は、暗記力と歴史への情熱。
好きなことに出会ったときの集中力と知識の吸収力は、親の想像を超えるものでした。
親としては「環境を整えること」「そっときっかけを置いておくこと」が一番のサポートになっていると思います。
凸凹っ子の育児は悩みも多いですが、得意を伸ばす視点で関わると、親子で楽しく成長を実感できます。
子どもの得意を伸ばすのも、新しい興味を見つけさせるのも、親の工夫次第。
これからも本と小さな作戦を使って、長男の世界を広げていきます。

