こんにちは、ゆるママです。
10月に、長男の小学校で運動会がありました。
現在、2年生になった長男。
年長のとき、運動会の練習がきっかけで二次障害のような症状が出てしまってから、ちょうど2年が経ちます。
あの頃は、
 ゆるママ
ゆるママどうしてこんなにしんどい思いをしなきゃいけないんだろう
と、毎日のように悩んでいました。
でも今は、あの頃とはまったく違う気持ちで運動会を迎えています。



普通のお母さんのようにヒヤヒヤせず、子どもの頑張りを素直に応援できる。
それだけで、すごく幸せなことだと感じました。
小学校の運動会は、午前中だけで気持ちも穏やかに
小学校の運動会は午前中のみの開催。
ダンスとかけっこが中心で、幼稚園のように「年長の集大成」といった空気もありません。



その分、親のプレッシャーも少なく、肩の力を抜いて見守れるようになりました。
幼稚園のころのように「練習に耐えられるか」「本番で吐かないか」といった不安を感じることもなくなりました。
ダンスの動きはズレていても、それがうちの子らしさ
幼稚園の頃との違いを感じたダンスの時間
2年生になった今でも、ダンスのときには、動きがズレているし、違う動きをしていることもあります。
場所移動も少し迷ってしまい、自分の位置に着くまでに時間がかかることも。
でも今は、その姿を見て



一生懸命でかわいいな
と思えるようになりました。



ズレていても、それがうちの子なんだなと穏やかに受け止められる。
かつての私にはできなかった感情です。
幼稚園のころは、先生の“理想”に苦しんでいた
思い返せば、幼稚園のころの私も「本人なりに頑張っていればそれでいい」と思っていました。
でも当時の先生は、「みんなと同じようにできること」を強く求めていました。
模倣が苦手な長男にとって、その期待はあまりに大きかったのだと思います。



先生に悪気はなかったとしても、あの時期は親子で追い詰められていました。
かけっこは個人競技だから安心して見守れる
長男にとって、運動会で一番気楽に挑めるのは「かけっこ」です。
集団で行う種目ではないので、周りに迷惑をかける心配もなく、私も安心して応援できます。
運動は得意ではないけれど、極端に遅いわけでもありません。
ただ、スタートのタイミングを取るのが少し苦手。
「ヨーイドン」の合図にうまく反応できず、出遅れてしまうことが多いのです。
家でスタート練習をして“できた!”を積み重ねる
家でできるサポートの工夫
運動会の2週間ほど前から、家で「位置について、ヨーイドン!」の練習を始めました。
最初はタイミングが合わなかったものの、何度か練習するうちにコツをつかめるように。
本人も「うまくできた!」と笑顔を見せるようになりました。
たかが運動会、と思う人もいるかもしれません。
でも、ポテンシャルを発揮できないまま終わる悔しさを、私は知っています。
だからこそ、



実力を出してダメなら仕方ない。でも出せずに負けるのはかわいそう
そんな気持ちで、できる範囲のサポートを続けました。



本番は、練習の成果を発揮でき、上手にスタートを切ることができ、2位をとることができました。
運動が苦手な長男の自信になったと思います。
グレーゾーンの子には“ちょっとの手助け”が必要
長男はグレーゾーン。
一見普通に見えても、少しのプレッシャーや環境の変化で上手くできないことが多くあります。
だからこそ、「手をかけられるところには手をかける」ことが大事。



過保護ではなく、「その子が自分の力を出しやすいように整える」のが、親のサポートだと思っています。
「頑張らせる」から「頑張れる環境を整える」へ
幼稚園のころは、「頑張らせることが成長につながる」と思っていました。
でも今は、「頑張れる環境を整えることが成長につながる」と感じています。
小学校の運動会では、嘔吐や不安といった症状は一切なし。



走り終えた長男が笑顔で手を振る姿を見て、やっと「心から安心できた」と思えました。
2年経って感じる、子の成長と母の変化
今では、できていない部分を見て落ち込むことは、それほどありません。
「それでも頑張ってるね」「楽しそうでよかったね」と素直に思えるようになりました。



子どもが成長しただけでなく、母親としての私自身も少しステップアップできた気がします。
「子どもを変えよう」と頑張っていた頃から、「ありのままを受け取る」方向へ、ようやく気持ちが切り替わりました。
まとめ|完璧じゃなくてもいい
年長の運動会で苦しんだ日々から、2年。



今は、長男の「ズレてても頑張ってる姿」を心から愛おしいと思えます。
発達障害や発達グレーの子を育てていると、できない部分ばかりに目がいきがち。
でも、環境が変わること・見方を変えることで、親子の心の負担はぐっと軽くなると感じました。
運動会という行事は、子どもだけでなく親の成長の場でもあります。
無理をさせず、比べず、でも支える。
そのバランスを探しながら、これからも一緒に前へ進んでいきたいと思います。












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