こんにちは、ゆるママです。
皆さん、境界知能ってご存じですか?
恥ずかしながら、私は子どもが境界知能と診断されるまで、聞いたこともありませんでした。
今回は、我が家の子どもたちが診断された境界知能について、書いていきます。
境界知能とは?
境界知能とは、健常者と知的障がいの間に位置する知能指数(IQ)ということです。
我が家の息子が4歳で受けた田中ビネー知能検査で、お医者さんから受けた説明をもとにお話しします。
知的水準 | 標準範囲 | 境界域 | 軽度知的 | 中度知的 | 重度知的 |
知能指数(IQ) | 86以上 | 76~85 | 51~75 | 36~50 | 35以下 |
IQ86以上が標準範囲の健常者、IQ75以下が知的障がい者、その間のIQ76~85が境界知能とされます。
境界知能をグレーゾーンとあらわされることもあります。
IQ100辺りが一番多いです。
境界知能は、標準範囲のIQを持つ子よりできないこともありますが、全くできないわけではないので、少し発達の遅い子ぐらいで、幼少期にはなかなか気づきにくいです。
息子は、夫の転勤でいくつかの地域を転々としているのですが、現在の幼稚園でしか発達について指摘されることはありませんでした。
人口の14%が境界知能といわれており、7人に1人ほどいます。
30人クラスだと、だいたい4人ほど境界知能の子がいることになります。
境界知能と発達障害との違いは?
我が家の息子と娘は、発達検査を受けてから、境界知能と診断されたのですが、その時の私の一番の疑問は、境界知能とは発達障害なのか?でした。
結論を言うと、境界知能=発達障害ではありません。
境界知能は、知能指数(IQ)で決まるものですが、発達障害は、IQは関係ありません。
IQが高くても、低くても発達障害の可能性はあります。
息子と娘の場合、今のところ境界知能だけの診断ですが、今後、知能以外の問題があれば、境界知能+発達障害という2つの診断がつく可能性もあります。
発達障害とは?
発達障害とは、脳機能の障害です。
大きく3つに分類されますが、いくつかの特性を持つこともあります。
自閉症スペクトラム
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 特定の物や事柄にこだわる
- 同じ行動を繰り返す
- 感覚に偏り(敏感・鈍感)
などの特性があります。
ADHD(注意欠如・多動症)
- 多動性
- 不注意
- 衝動性
3つの特性があります。
3つの症状すべてがあらわれるわけではなく、一つだけの場合もあれば、あわせ持っている場合もあります。
LD(学習障害)
知的な遅れはないのに、学習上の一部に困難があります。
まとめ
境界知能は、発達障害でもないし、知的障害でもありません。
しかし、標準範囲のIQより低いので、集団生活の中に入ると苦労もあります。
一般的な子より、時間がかかることも多いですが、できないわけではないので、息子と娘の手助けをしていこと思います。
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