コロナが流行っているので、境界知能の娘と息子が通っている1つの児童発達支援の事業所が、オンラインになりました。
オンラインになると聞いたとき、療育がオンライン⁉
4歳の息子はできるかもしれないけど、2歳の娘は言葉もそんなに出ていないしできないんじゃないかな?と心配でした。
今回は、我が家の4歳年中と2歳の娘のオンライン療育について、書いていきます。
オンライン療育の内容
いつもは、1時間の療育ですが、粗大運動や対面でしかできないこともあるので、オンライン療育は30分でした。
ZOOMを使って、行っています。
基本的には、いつもの対面でも療育と同じ内容ですが、おもちゃなどの実際の物を使うことができないので、見ることがメインになってしまいます。
2歳10ヶ月の様子
オンラインで療育を受けられるのか心配でしたが、タブレットに興味津々だったので、その点は問題ありませんでした。
ただ、娘が画面に近づきすぎて、先生に娘の顔が見えないときが何度もありました。
- フラッシュカード
- 歌
- 名前を呼ばれて返事、年齢を答える
- 果物の名前を答える
- おもちゃを見て、どっちが大きい?小さい?を答える
- 数字を見せてなんの数字か答える
- 何色を答える
- 絵本
- 先生のまねっこ(動作、声のまね)
内容は、歌やフラッシュカードが多かったです。
歌やフラッシュカードは、もともと娘は大好きなので、オンラインでも変わらずノリノリで楽しそうでした。
「これなぁに?」や「どっち?」などの質問に答えるのは、言葉数が少ない娘には、少し難しいように感じました。
4歳年中の様子
息子は、問題なくオンライン療育に取り組めました。
- フラッシュカード
- 歌
- お名前なんですか?何歳ですか?
- 動物の場所を記憶して、答える
- 物の説明をする。「これは何?どんなときに使うもの?」(歯ブラシ、靴など)
動物の場所を記憶するのは、対面であれば先生と同じ場所にカードを置くという答え方をしていました。
しかし、オンラインなので、カードが使えず、また、「ここ」とか「これ」といった曖昧な指示語での表現では、先生に伝わりません。
そのため、4歳の息子は位置を説明するのに、「左上」「右上」と伝えなければならないので、対面の療育より難易度が高かったです
オンライン療育のメリット、デメリット
メリット
- 自宅でできる
- 送迎しなくていいので、親が楽
- 30分といつもより短時間だったので、最後まで集中できていた
- 対面より、言葉を使って伝えないといけないので、子どももじっくり考えている
- 先生がマスクをしなくていいので、口の動きが見える。(言葉の発達にいい)
オンラインでは先生がマスクなしで療育をしてくれたので、言葉が遅い娘にとっては、口元が見えるのでよかったです。
デメリット
- 言葉が出ていない子は、オンラインでは意志を伝えずらい
- 物を一緒に使っての療育ができないので、やれることに限りがある
- 座っていられない子には、難しい
まとめ
何度かオンライン療育を受けてみて、2歳、4歳ともに集中して取り組めていました。
しかし、言葉が遅い2歳娘は、対面より反応が悪いと思うところもあったので、対面の方が効果があるように感じました。
4歳息子は、オンラインでは「これ」「あれ」といった指示語が伝わらないので、いつもより考えて答えているので、その点は息子のプラスになっていると思います。
オンライン療育は、意味があるのか心配でしたが、対面よりは効果が薄いかもしれませんが、意味がないということはないと感じました。
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